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2007年05月06日
雨宮処凛(かりん)さんに注目
4月30日付しんぶん赤旗及び5月4日付山陽新聞に、作家の雨宮処凛(かりん)さんのことが載っています。
愛国パンクバンド「維新赤誠塾」ボーカルなどを経て作家になった、と言う人です。30歳を過ぎたばかりの若さです。北海道の高校を卒業して東京で美大を目指し一人暮らしを始めましたが、受験に失敗し、その時残された選択肢はフリーターだけ。10代の頃から自己肯定感を持てず自傷を繰り返してきて、「生きづらさ」を作品に昇華するようにして作家の道へ進んだ、と紹介されています。
フリーター全般労組の「不安定な生を強いられる者」の「生存」の権利を呼びかけるデモで、「プレカリアート」(イタリア語で不安定なと言う意味のプレカリオとプロレタリアートの語感を合わせた、不安定雇用の労働者の新しい連帯を表す言葉)と出会って「突破口が見えた!」と感じた雨宮さんは、「私たちの現実は『格差』なんかじゃない、『貧困』なんだと思った。その構造が見えないから、怒りが自分に向けられる」として、現代の「貧困」の現実と、支援する人々への取材を重ね、「生きさせろ!」(大田出版)を出版した、と紹介されています。(私はまだ読んでいませんが、ぜひ読んでみたいと思います)
雨宮さんが、一時右翼団体に属していて、護憲と改憲に分かれて模擬討論をすると言うので、憲法をじっくり読んだ。悲惨な戦争を二度と繰り返したくないという切実さが伝わってき、全世界の国民が恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利がある、と言うところにも感動した、と言っている点も注目しました。
「生きづらさ」の根源を問いつめ、「生存」を奪う敵を明らかにする、この若者の生き方に大きな拍手を送りたいと思います。
記事 小山ひろみち : 2007年05月06日
