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2006年11月03日

「行き場を失った動物たち」を読んで

蝮草.JPG
(写真は、蝮草)
   読書週間にちなんで決意した「読書」。公約の実践第1号は、今泉忠明著「行き場を失った動物たち」です。
 
毎日のように報道される熊騒動です。畑の作物や果実を食い、山菜採り、キノコ狩りに山に入った人はもとより、畑仕事をしている人まで攻撃されている。なぜこんなに熊が人里にまで現れて、人家の庭の柿を食い人を攻撃するのだろう。この本はその疑問にずばり答えています。「食物不足」と「里山の荒廃」。


私は、この本を読んで本当に心が痛みました。特に次の記述ですーー人が襲われる事故が続いた福井県勝山市では、9月上旬からワナの檻を仕掛けて捕獲してきた。その結果捕獲した15頭すべてが空腹で、衰弱していたと言う。たとえば9月下旬に捕まえたクマは体長80センチで、通常ならば体重50キロ
程度はあるはずなのにたったの35キロしかなかったし、射殺した1頭の内臓を調べたら、胃と小腸は、空っぽだった。--
  文字のうらに「困っているのは人間だけではない、行き場を失った動物たちだ」著者の叫びが聞こえてきます。人間が自分の利益や楽しみだけを大切にして突っ走るものだから問題は尽きない「困った動物たち」とは野生動物などではなくて実は人間のことである。と述べています。

ここまで読んだとき、かって行ったことのある、仙台のある動物園の事を思い出しました。それは居並ぶ動物の檻の中1つだけ空いた檻があり入り口に「どうぞ、ご自由にお入りください」という看板があるものですから、私は中に入ってみました。すると外で見ていた夫がゲラゲラ笑うのです。
あわてて出てみるとその檻の説明版に「世の中で一番凶暴な動物ー人間ー」と書いていたのです。
笑うに笑えない現実です。

投稿者 大本よし子

コメント

同じブラックユーモアを
島根県立自然館サヒメル
http://nature-sanbe.jp/sahimel/
で見ました。
地球上の生物たちにとつて、真実ですね。本当に。

投稿者 大野 : 2006年11月03日 14:29

そうだとは思っていましたが、射殺した熊の胃袋が空っぽだったと聞いてショックを受けました。
 いい本をしっかり読んでください。

投稿者 栗本 泰治 : 2006年11月03日 16:31